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2010年 10月 07日
「米国は「尖閣」を守ってくれない」のだそうです。 米国の外交基本姿勢はは現実主義です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 米国は「尖閣」を守ってくれない 日米外相会談でヒラリー国務長官から、「尖閣は日米安保の対象」という言質を得た日本政府は、「これでひと安心」とばかりに中国船の船長を釈放した。しかし、米国が尖閣諸島を本気で守ってくれると思ったら、大間違いだ。 外交評論家の小山貴氏はこう警告する。 「1972年の沖縄返還で、同時に尖閣諸島も帰ってきましたが、尖閣についてはあくまで『行政権』のみの返還で、領土問題を含む主権は日中間で解決して欲しいというのが米国のスタンスでした。それは現在も変わっていません。もし中国が、領土問題として尖閣だけを侵攻した場合、米国は『領有権問題』とみなし、日本侵攻とは解釈しない。日米安保は適用されないでしょう」 事実、米国務省のスポークスマンは日米外相会談と同じ日、「尖閣の領有権問題について米国は立場を明らかにしない」と、ヒラリー発言を修正している。米保守系シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)の日本部長も、28日にワシントンで開かれたセミナーで、「ヒラリー発言は尖閣諸島防衛の意思を明示したわけではなく、戦略的なあいまいさを残している」という見解を示した。 前原外相は、米国のホンネを理解せずにシッポを振っていると、足をすくわれるゾ。 (日刊ゲンダイ2010年10月1日掲載) 2010年 10月 07日
下斗米伸夫 著 「アジア冷戦史」中公新書 読了。 アマゾンの書評を読むとうかつに推薦できない気になるのは、なぁぜ?w ただ単に私がバカで気が弱いから。 さて、著者が恐らくロシア語に長けていらっしゃり、旧ソ連が公開した資料を湛然に読み込んでいらっしゃるのがよく分かる。 自らの先入観を極力排し、資料の積み重ねから浮かび上がる事実を掘り起こしそうとする姿勢には、著者の学者としての良心をかいま見るようで、読後感がよい。 それを新書にしてくださったのを読むのは、晩酌の後のNHK特集を試聴するような気分。ありがとうございます。申し訳ありません。こんな格好で。 限られた資料や、自分の度量だけで歴史を断言するのには勇気がいるだろうけれど、東アジアという限られた世界だったからそれも可能だったかもしれない。 アマゾン書評にもあったけれど、本書には西側諸国の動向が十分に語られていない。 しかし東アジアに生まれ、史実を知るすべもなかった者としては、それだけで十分。あとは山川の世界史詳細に頼ります。 東アジア情勢、特に半島から大陸にかけての「動機」を知るにはよい。 北朝鮮が「冷戦の孤児」と言われる所以がよくわかる。 私なら「お里が知れる」と言っちゃうんだよね。言葉が貧しいから。へへ。 2010年 10月 07日
タイムリーではあるけれど、別に意識して手に取った訳ではない。 まんがに力を入れる紀伊国屋書店と、ビジネスマンのセカンドハンド書庫ブックオフにしか頼るしかない怠け者の積読者にも、時として偶然の出会いが舞い込む。 下斗米伸夫 著 「アジア冷戦史」中公新書 まず、なんて読むのこの人の名字? から始まって、帯のスターリンと毛沢東のツーショット写真に目を惹かれ、続く「アジアの近代は、国民国家の成立を待たずに帝国主義の支配に従い、次いでただちに社会主義の洗礼を受けた。このため、ヨーロッパでの東西対立のような国家関係が存在しなかった。こうした、この地域独特の多極的な力関係や歴史的背景を抜きにしてアジアの冷戦は語れない。」 「国民国家体系がすでにできあがっていたヨーロッパとは違って、東アジアの国際秩序は歴史的に中心と周辺とのヒエラルヒーが存在して来た。そうした歴史的背景の上に、中国とロシアなど「帝国」が、ほとんどそのまま「社会主義」体制となったため、中心と周辺の関係は緊張を含んでいた。」 「アジアの共産党および社会主義国の関係は、多く「偽りの同盟」であった。ペレストロイカ(立て直し)とソ連崩壊を経て、なお中国、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、ベトナムなどに共産党政権が存続し、かつ協調的な国際関係が模索されている理由は、このアジアの冷戦の特異性に求められる。アジアでは朝鮮戦争や中ソ対立に顕著に示されるように、当初から東側・ソ連陣営は多元化・多極化していた。このことが冷戦の終焉に時差と多様性とをもたらした、といえるかもしれない。」という序文に納得して購入。$4なり。 まだ読了ではないのですが、面白そうなので推薦。 こんなこと言うとアホみたいですが、本当にアホなんですが、やはり大学の先生はちがいますなぁ〜、です。 『坂の上の雲』で司馬遼太郎は、秋山真之に「自分は要領がいいだけの人間だから学者になれない」なんていうようなことを言わせていたけれど、新書を読んで分かったようなつもりになりたがる私は、ただただ恥じ入るばかりです。 しかし地政学を禁じ手とされた日本で、現代歴史研究と言う名目で欧米諸国のとってきたもしくは進行形の世界戦略を詳らかにしていただくのは、たいへんよろしい。 日本の位置する東アジア情勢を予測するに、冷静になれるのではないか。 自分の足下を見よであります。 2004年9月発行なので、情報としてはまだまだホットではないのではないかと。 2010年 10月 07日
ぼちぼちとまともな求人が出始めたので応募してみた話はしましたでしょうか。 いくつかのうち2カ所面接の連絡があり、うんこらしょと出かけました。 1カ所は日本人女性社長が経営する企画マーケティング会社。 もう1カ所は個人の財団でした。 勿論諸々の事情から財団の方へ就職希望だったのですが、彼等が求めていたのは、エクセレントライティング&コミュニケーションスキル、日米バイリンガルだったようで、平和な面接の2週間後、穏やかに優雅に断られました。 先のマーケティング会社は、鬼のように忙しいということで、早急に人手が欲しい、手足のように動いてくれる兵隊がほしいと、本当に「兵隊」と言ってたよ、面接の後、毎日のように電話やメールが来ていたのだが、とりあえずまた会ってみましょうということで、その社長さんに2次面接をされた後、ぴたりと連絡が途絶えた。つまり不採用と言うことだと思う。 この2つの経験から、何かを学び取った私は、そのマーケティング会社にいかなくてよかったと思ったのでした。 2010年 09月 23日
お久しぶりです。 もう半年以上になりますね。放ったらかしにして・・・ ブログ再開宣言をした当時は、まだ次の仕事の機会をうかがっている最中でしたので、なんとなく筆がというか、指が進まなかったのですが、今はすっからかんにその望みは消え失せました。 夢を見れて楽しかったですとしか言い様がありません。 社会は複雑で、現実は厳しい。全く歯がたたなかったわけです。 もう時効になりつつあるので、ぼつぼつ話してみましょうか。 こんなマイナーなブログですので。だれも気に留めもしないでしょう。 ということで、また気まぐれですが、ブログ再開です。 よろしくお願いいたします。 2010年 01月 11日
こちらが本当にご紹介したい本。した? 金(ゴールド)が語る20世紀—金本位制が揺らいでも (中公新書) (新書) 鯖田 豊之 (著) http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89-%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B20%E4%B8%96%E7%B4%80%E2%80%95%E9%87%91%E6%9C%AC%E4%BD%8D%E5%88%B6%E3%81%8C%E6%8F%BA%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%A7%E3%82%82-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%AF%96%E7%94%B0-%E8%B1%8A%E4%B9%8B/dp/4121014642/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1262919196&sr=1-1 恐れ多くも鯖田 豊之先生は、京都大学西洋史学科卒。現在、京都府立大学名誉教授であらせられるぞ。頭が高い。頭が高い。 学者の方らしい堅苦しい文体で、あまり頭脳のよろしくない私には読みにくかったのだが、非常に興奮させられた。 冒頭にある通り、日本が太平洋戦争に突入するまでの4年間、アメリカから貿易停止、資産凍結、銀行取引停止を食らう前まで、日本はすず、ゴムなどの軍事物資を海外から購入する際、現金ならぬ「金」を支払い代金として現物輸送していたというのだ。 金本位制度を最大限に利用し、国内の金をかき集め、日銀保有金を流用したりの苦策を弄する。なにより金の方が為替率がよかったためのようだ。 くわしくはこの本を読んで頂けると分かるので、是非。 2010年 01月 11日
帯に「塩野七生氏推薦」とあったのでつい定価で買ってしまった。 今や1円本。 『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』保阪正康著 新潮新書 http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E4%BF%9D%E9%98%AA-%E6%AD%A3%E5%BA%B7/dp/4106101254 確かに素人でも、これは学術書ではなく読み物であることは、一読すれば分かる。 筆者の主観でズバズバと切り込まれていく太平洋戦争論は、小気味いい程に明快だけどね。 市井で語られた四十七士の物語りが、幕府組織の抱える問題点を端的に露にしていたように、このような語り本があの頃の日本を包んでいた空気を再生することもあるのじゃないだろうか。 2010年 01月 08日
映画「ジュラシックパーク」を劇場で観たとき、この映画のテーマは食物連鎖だと、勝手に決めた。 人間が餌として狙われる。その恐怖。身体能力に劣る人間は文明で対決しようとするが、全く歯が立たない。結局同種同士が争う隙に島を脱出する。なんともみっともない結末。完敗だ。底意地の悪いスピルバーグらしい演出だと思った。 いつから人間はその頂点に立つようになったのだろう。 捕鯨は食物連鎖の中の一つとして、営まれてきたと認識するが、間違っているか? 西洋文化の東洋文化に対する無知ではないのか。 原住民アボリジニに対する仕打ちと、鯨に対する博愛精神のギャップに戸惑うのは、私が勉強不足だからか? 鯨を高等知的動物、海の神の化身と謳う、かつて白豪主義を貫いてきたかの国民は、そのことを知っているのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 反捕鯨世論強まる恐れ=シー・シェパード船衝突で−豪 1月7日15時26分配信 時事通信 【シドニー時事】米反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の妨害船「アディ・ギル号」が南極海で日本の調査船と衝突し大破した出来事により、オーストラリアで反捕鯨世論が一段と強まる恐れが指摘されている。豪州ではSS寄りの報道が目立つ中、豪政府は7日、衝突状況などについて調査する方針を明らかにした。 全国紙のオーストラリアンは、豪海軍の保護を求めているというSSの主張を中心に報道。シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、東京発の記事で日本側の説明も掲載し中立的な扱いだが、大衆紙のデーリー・テレグラフは「戦争だ」とあおった。豪野党などからは、状況監視のため政府の船を派遣すべきだとの声も上がっている。 2010年 01月 08日
父が古稀を越した。 それ以来か、それ以前からか、自分の死期のことしか言わない。 あと5年なのだそうだ。 古稀を越えた人が言うには強欲なのか、それとも謙虚なのか、妥当なところとして納得しているのだろう。 5年の長さを思うと、私たちにとっては、それはそれは短い間なので、できればもっと長くと願うが、本人にとってはそれも大きなお世話。自分の死期ぐらいは自分で決めさせろと言ったところか。 そういう訳ではないのだけれど、自分の老後をうっすらと考える。 大阪で生まれ、東京に暮らし、NYへ流れ着いた私は、次はどこへ行こうかと探り始めている。 ハワイ? フロリダ? ソノマ? アメリカ国内もいいかも。 フィレンツェ? ロンドン? パリは嫌だな。人が意地悪そうだもん。 タイ? 韓国? 香港? それもよさそうだ。 でもアジアに流れるなら、やっぱり日本へ戻るだろう。 そうだ、京都。京都へ行こう。 MOAさんの「HOME」という曲が好きです。 http://www.myspace.com/moapiano 2010年 01月 08日
以前、宮下誠 著「カラヤンがクラシックを殺した」をご紹介したのですが、結構面白かったので、ブログでもやってないかなと探したら、なんと昨年5月に学会で訪れた京都のホテルで心不全のため、急逝されていた。47歳の若さ! その本を読んでもらえば分かってもらえるのですが、私、一瞬抹殺されたか?と陰謀を疑ってしまいました。 知人の方のお話によると、どうやらそうでもないそうです。(それでもまだ疑ってますが) 勝手に他人のブログのリンクを張っておきます。 ぐうたらRYOSEIのチェロ修行日記 宮下誠氏お別れの会 ttp://ryoseicell.exblog.jp/8551721/ それと、私からは関係ないのですが、なんとなく。ヒュパティア。 ご冥福をお祈りいたします。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヒュパティア(Hypatia、Υπατία、370年?-415年3月) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%91%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2 新プラトン主義の他の学校の教義より、彼女の哲学はより学術的で、その関心のためか科学的で神秘主義を廃し、しかも妥協しない点では、キリスト教徒からすると全く異端であった。それでも、「考えるあなたの権利を保有してください。なぜなら、まったく考えないことよりは誤ったことも考えてさえすれば良いのです」とか「真実として迷信を教えることは、とても恐ろしいことです」という彼女のものであると考えられている言動は、当時のキリスト教徒をさぞや激怒させたと思われる (中略) 415年、最も著名なアレクサンドリアの哲学者ヒュパティアの虐殺があった。これで、緊張はその頂点に達した。 四旬節のある日、総司教キュリオスの部下である修道士たちは、馬車で学園に向かっていたヒュパティアを馬車から引きずりおろし、教会に連れ込んだあと、彼女を裸にして、カキの貝殻で、生きたまま彼女の肉を骨から削ぎ落として殺害した。 キュリオスは、アレキサンドリアから異教徒を追放した功績者として大いにたたえられた。その死後、彼は教皇レオ13世により「教会の博士」として聖人の列に加えられている。ヒュパティアの無惨な死は多くの学者たちが亡命してしまうきっかけともなり、中長期的には古代の学問の中心地であったアレキサンドリアの凋落を招く一因になる。 これらの事件により、ピタゴラスの誕生から続いてきたギリシャの数学・科学・哲学の歴史は終焉する。 |
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